宮崎大学医学部 外科学講座
呼吸器乳腺外科分野 呼吸器外科
宮崎大学は、平成27年4月に第一外科、第二外科が統合され、大講座制となりました。診療科は細分化され、われわれは宮崎大学外科学講座呼吸器・乳腺外科分野の呼吸器外科としてスタートしております。主に呼吸器外科疾患全般の治療を担当しており、疾患としては肺癌、縦隔腫瘍などの腫瘍性疾患だけでなく、気胸などの嚢胞性疾患、感染症、胸部外傷など、あらゆる胸部疾患を対象としています。
特色
ガイドラインに立脚した標準治療の提供を心がけており、また呼吸器内科、放射線科、病理診断科など他科と密接な連携のもと、個人個人の病態に即した診療を行っています。手術に関しては、可能な限りロボット支援下手術や完全鏡視下手術といった低侵襲手術を実施しております。その一方で、気管支形成や血管形成を含めた肺機能温存手術や、進行肺癌に対する他臓器合併手術なども積極的に行っています。内科的疾患の併存に対しても各科の協力を得て、安全で質の高い周術期管理を行っています。迅速で合理的な治療計画により、早期退院・社会復帰ができるように常に心がけております。
患者の皆様へ
高齢化社会を反映して、肺癌を始めとする呼吸器疾患の患者さんは増加の一途を辿っておりますが、呼吸器疾患を専門とする医師は、内科、外科とも全国的に不足しているのが現状です。医師少数県である宮崎県においても、例外ではありません。その中でもわれわれ宮崎大学呼吸器外科では、地方大学病院として少しでも宮崎県の皆さまのお役にたちたいという思いで診療を行って参りました。肺癌をはじめ様々な胸部疾患で悩まれている方々に、最先端で高水準の治療を提供すべく、日夜努力しております。皆様の治療に携われる機会が頂けますように、お気軽に当科にご相談頂ければ幸いです。
ご紹介頂く先生方へ
日頃、沢山の患者さんを御紹介して頂いている宮崎県内の先生方には、この場をお借りまして心から御礼申し上げます。宮崎大学呼吸器外科では地域に根差した診療を目指して、先生方の少しでもお役にたちたいと考えております。レントゲンで異常陰影が認められた場合や、お困りの症例などがございましたら、遠慮なくご相談頂ければ幸いです。これからもより一層精進して参りますので、今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。